深セン生活でまず初めにするのが家探し。異国の地で家を探すとなると結構大変です。深センでスムーズに家探しを済ませるための情報まとめてみました。これまで何度も家探ししてきたけど、今回深センで30軒みたら面白い家が多すぎたのであわせてご紹介します。
深セン家探しの方法
方法はいくつかありますが一番ベターなのが日本と同じように仲介不動産業者にお願いする方法。不動産屋はたくさんありますが深センで一番目にするのは「LIAN JIA」「链家」。中国全土でのチェーン店です。北京にもあったし、どこでも目にする不動産屋です。家探しの手順は簡単に説明するとこんな感じです。
深セン家探しの手順
1.不動産屋へ訪問
街を歩いているとどこにでもあるので不動産屋へ入って聞くことになります。ただ注意点は、不動産屋が紹介するのはそこの近所のマンションだけだということ。借りる前に家を見に行くことになります。ただ人によっては場所が遠いと連れて行くのがめんどくさいので近場のマンションしか教えてくれません。なので、自分が住みたい場所の近くの不動産屋へ行くようにしましょう。
2.自分の希望を伝える
こんな選択肢があるのでまず自分の希望を伝えるとパソコンで該当のものを探してくれます。
- 家賃どれぐらいがいいか
- 家の広さ(部屋の数、トイレの数、全体の平米)
- 家具家電が必要か
- 場所の指定
家具家電が必要か、ということですが中国は大体家具家電が備え付け。家具がない家の方が少ないです。でもない家に比べると家賃が高くなります。大体これくらいの家具家電がついています。前の人の生活感ありありで初めはちょっと嫌でしたね。
3.不動産屋の人が候補をいくつか挙げてくれるのでパソコンでまず確認
写真で見て明らかに汚いところは見る必要もないので断りましょう。結構強引に連れて行こうとする人もいるのでいらない場合ははっきりいらないと伝えるのが大事です。
4.実際に家を見に行く
家を見に行くまでは2パターン。
- 不動産屋にカギがあってすぐに見に行く
- 大家さんがカギを持ってきてくれるので一緒に見る
5.家が気に入ったら大家さんと相談
大家さんと家賃を相談します。大家さんが初めに言う値段は大体数百元高く設定されているので必ず値切るようにしましょう。平均して200元くらい値切れます。もし家電でほしいもの、クーラーなどがあればその時伝えます。
6.決まれば即費用を払って契約書へサイン
決まればその日にサインしておくのがベター。何日かたつと時期によってはすぐにほかに人に取られてしまいます。支払う金額は深センの場合はこちら。
- 敷金:家賃の2か月分
- 不動産屋への礼金:家賃の半月分(大家さんも半月分を不動産屋へ)
- 初月の家賃(深センは毎月支払い)
北京の時はこんな感じでした。
- 敷金:家賃の1か月分
- 不動産屋への礼金:1か月分(ただし値切れる)
- 家賃3か月に一回払い
でも北京でも地域によって礼金の額が多少違っていました。
家を決めるときに見るポイント
日本と違って家のつくりが甘々な中国。しっかりとチェックしてから借りましょう。
先ず見るのは水回り。すべての蛇口をひねって水の流れをチェック。長い間借りられていない家は水漏れがある場合もあるので水道管の流れを見て漏れがないかを見ておきましょう。漏れがあれば伝えれば大家さんが実際に借りるまでに直す手配をしてくれます。
家具の壊れ具合もチェックを。ソファーの足が折れてないかとか、タンスが壊れてないかを見ておきましょう。家を出るときに備え付けの家具がこわれていると修理代金を請求される場合があります。壊れている場所を大家さんと一緒に確認してできれば写真を撮っておけば証拠になります。出るときにごちゃごちゃ言われなくて済むので注意が必要です。
公共料金の支払い方法をチェック。場所によってカードでチャージする方式だったり、管理室で支払う方法だったりと色々なので事前に聞いておくとスムーズにすみます。
突っ込みどころ満載な家特集
色々と家を見せてもらっていると突っ込みどころ満載な家がたくさんあります。今回深センで見た中で面白かった家をご紹介。
クーラーが外のベランダについている家
写真の上についているのがクーラー。そしてこれは外です。改装してこれまで部屋だった部分をベランダにしたとのこと。家の中に付け替えれるんでしょ?と聞くと、「たぶんね」といってました。
前の人の寝具がそのままな家
ベッドに前の人の寝具が。。。自慢そうにここは布団もついてるから!て行ってたけど、他の人の寝具なんて気持ち悪くていりませんから!
台所に炊飯ジャーの中身だけがそっと添えられている家
ガスレンジの上にそっと添えられているのは炊飯ジャーの中の釜。なんで?でも結局この家にしたのでこの釜は我が家のものに。掃除するときに雑巾を洗うバケツとして使わせていただきました。
中国の家探しは結構ストレス。でも面白い家もたくさんあるのでそれを楽しみながら過ごすといいですよ