深センの街の歯医者に行ってみた。なんと中国の街の歯医者で虫歯の治療をするという勇気ある決断の体験記。しかもちょっと埋めるとかじゃなくて神経抜くレベルのがっつり治療。体を張った体験記の結果は?
もくじ
中国生活の悩み:病気。特に虫歯
中国などの海外生活での大きな悩みは病気になったらどうしよう。というもの。風邪とかちょっとしたケガなら外国人専用の病院へ行って海外旅行保険付帯のクレジットカードで対応できるので安心ですが。詳しくはこちらから。
でも困るのが虫歯。歯科は残念ながら海外旅行保険の対象外です。なので虫歯の治療はすべて実費。もし外国人専用の歯医者に行くとかなりの金額になります。例えば4年前に北京の日本語が話せる外国人用の歯医者で親知らずを抜いたことがあります。
その時かかった費用:1200元(だいたい20000円)
ただの抜歯でこの値段なので虫歯の治療をがっつりするとなると帰国して日本で治療した方が飛行機代を足しても安いレベル。
深センの街の歯医者体験記
ここ数週間奥歯の痛みに苦しむ日々が続いていました。なんだか冷たいもの飲んだらしみるなー、くらいだったんですがだんだん痛くなってきて、何もしなくてもずきずき痛くなるレベルにまでなってきました。先月日本に帰国した時に歯医者に行かなかった自分を殴ってやりたい気持ちになりながらも対応方法を考えることに。
だいたいこんな選択肢が。
- 日本に帰国して治療 ➡ 夫婦で帰ったら飛行機代プラスして軽く10万超え
- 外国人専用医院で治療 ➡ ネットで見ると最低5-10万くらい??
- 中国人用のちょっといいめの歯医者 ➡ 無保険でも2万くらい
外人の友達が行ったことのある歯医者があった!
同じ町に住む外国人の友達に聞いてみると一件みんなが行ったことがある歯医者があるとのこと。しかもそのうちの一人が歯科衛生士さん!使っている機器もドイツ製で腕も確かだったという情報をえました。でも情報源はアメリカ人とオーストラリア人。。。先進国の人がいうんだから大丈夫だよな!と思いながらそこに行くことに決めました。
外国人もたくさん住んでいる高層マンションの中に立っている良さ目の歯医者です。でも決して外国人用の歯医者ではありません。でも歯もずきずき痛いし、恐る恐る入るとこんな感じ。
写真撮れなかったので歯医者のホームページからお借りしてますが実際と同じです。院内はなかなか清潔でまずは安心。日本の歯医者とそんなに変わらないレベルです。
入るとまず問診票を書くことに。すると国籍を書く欄がある!ということは外国人もよく来るってことだと思ってさらに安心。症状を中国語で伝えて5分ほど待つとすぐに診察室へ案内されます。もちろん外人専用ではないので中国語オンリーです。中国語が話せない方は行かない方がいいです。ちなみに診察室はこんな感じ。日本と同じです。
歯医者さんはすごく感じのいい女の人だった!
肝心の歯医者さんは30代くらいの女性でしたが日本人とまず伝えるとゆっくりと説明してくれてすごく感じがよかった!ゆっくりと状況を聞いてくれてこれからの治療についても説明してくれます。もちろん全部中国語ですが。まずは写真撮りましょうということでレントゲンを撮ることに。こんな感じの部屋です。これもホームページの写真だけど全く同じでした。
写真をとるとショッキングなことが判明。
神経抜くしかない。。。
今回痛い歯はすでに前に治療して銀歯がかぶさっている歯だったんですが、レントゲンで写真を撮ると神経抜くしかないレベルらしい。中国でこんな大きめの治療して大丈夫かなと思いつつも治療を続けることに。
麻酔は日本と同じ超細い注射器でほぼ痛みなし
まずは麻酔。最近の日本の歯医者では麻酔もいたくないように進歩していて超細い麻酔を局所にするようになっているようですが、ここも同じ方法でした。先生に聞くと以前のような頬っぺたまでマヒするような麻酔はできるだけしないようにしているそうで、局所麻酔を必要な分だけ使用して治療するとのこと。確かに治療が終わった後も昔の麻酔後のような不快感は全くありませんでした。
ゴリゴリ削って穴をあけていったんですが麻酔が効いて痛みはありません。20分ほどで終了。今回は神経の入口まで穴をあけていて、1週間ほど薬をその穴へ注入。そのあともう一度通院して他の薬を注入して1週間、そのあと銀歯をかぶせるそうです。日本で神経を抜いたこともあるんですが同じ手順だった。と思います。。。
今回中国待ちの歯医者でかかった費用
今回の治療プラス次回2回分:650元 +かぶせる銀歯代(1000元~)
他の中国の歯医者に行ったことがないので比べられませんが、地元の中国人に聞くと高めだそうです。でも日本への帰国を視野に入れていた自分にとっては安く済んでよかったと思える価格でした。
中国の街の歯医者は大丈夫?
正直中国の街の歯医者で治療することはないと思ってましたが、今回行ってみたら意外に大丈夫でした。(今のところ)今回選んだのは深センの町中の歯医者でも高級感漂うところ。他のもっと小さい歯医者正直難しいと思います。
そしてもちろん中国語が話せる前提!中国語が心配な方は絶対行かない方がいいと思います。治療方針とか自分の症状を説明するときとか結構なレベルの中国語が求められます。その場合はやっぱり日本語対応している病院がベター。
歯医者で使っている機器とか、お医者さんの態度はよかったです。特にお医者さんはしっかり話を聞いてくれて、治療の方針とかどういう可能性があるのかもすべて丁寧に教えてくれたので安心でした。歯の治療は数年たってみないときちんとできているかを確認するのは難しいと思うけど、現時点まででは満足できるレベルでした。
まとめ|歯医者は日本でいっておこう!
なんだかんだ言ったけど今回帰国が難しかったのと、たまたま外国人の友達が行ったことのある歯医者があったので行ったけど、やっぱり歯医者は日本が一番安心。海外生活を始める前に歯医者は日本でいっておきましょう。