ジンドンモール(京東商城JD.com)がサイトに日本製品専門に扱う日本館をオープンしました。ジンドンモールへの出店を検討中の方へ現地中国人のジンドンモールの評価をお伝えします。中国在住7年目でわかったこと。
もくじ
ジンドンモールとはどんなサイト?
ジンドンモールは中国のECサイト第2位を誇るネットショップです。第一位は皆さんご存知のタオバオ(淘宝)取り扱い製品はかなり広範でTOPページの項目をすべて翻訳したのがこちら。
家電、携帯電話、事務用品、家具、内装、台所用品、男性服、女性服、子供服、下着、化粧品、掃除用具、ペット用具、靴、バッグ、宝飾品、スポーツ用品、アウトドア用品、時計、自動車、自動車用品、赤ちゃん用品、おもちゃ、食品、お酒、生鮮食品、地方特産品、衣料品、本、電子書籍、音楽、チケット、旅行、各種公共料金チャージ、保険、資産運用などなど
見るとありとあらゆるものを販売しています。
2014年でJD.comで販売された日本製品の総額は何と80億元(日本円で約1500億円)超。日本製品の人気が高いのは言うまでもないですよね。
現地の中国人はジンドンモールをどう見てる?信頼してる?
中国現地の人の感じ方ですが、中国に行って初めのころはよくわからなかったですが、中国在住8年目にしてだんだんわかってきました。
タオバオと比較して考えるジンドン中国人の評価
タオバオはご存知の通り中国最大手のECサイト。ただ中国人は買い物をするときこんな感じで買ってます。
タオバオ:とにかく安く、あまり長く使わない商品を買う。
ジンドン:長く使うメーカー品。少し値段のする家電を買う。
というのも中国人もタオバオで買う時は「これどうせ偽物でしょ?」という感じで見ています。なぜかというと値段が安すぎるから。なのでタオバオで出ているメーカー品、(Panasonic,他中国メーカー)で値段が極端に安いものはほぼ偽物だろうとわかっています。
なのでメーカー品や長くしっかり使いたいものはジンドンで購入します。なぜかというとジンドンは偽物がほとんどない保証があって、実際そうだから。僕も中国行きたての頃に中国の友達に買い物について相談すると、メーカー品はジンドンで買え!とよく言われました。
じゃあなんでタオバオで偽物を売ってるの?
と思うかもしれません。偽物とわかってる製品を買う人は日本にはまずいないでしょう。でも中国人に見方は違って、偽物でも使えればいいんじゃない?見かけがかっこよかったらいいんじゃない?という感じ。Iphoneの偽物が3000円くらいでたくさん売ってますが使っている人は、まぁ使えるし、かっこいいからいいよね、といった雰囲気で使っています。何より安いですよね。本物の10分の1以下の価格でIphone気分を味わえればいいのかも。
中国人ジンドンへの信頼度が高い理由
ほぼすべて本物だから
ジンドンは偽物をあつかっていません。タオバオは個人商店の集まりなので、タオバオ社は本物かどうかの責任は取りません。あくまで個人が「これは本物ですよ」というだけ。ですがジンドンはほとんどがジンドン直営のショップなので、ジンドンという大企業として「これは本物!」と保証しているんですね。なのでジンドンのものは正規品という保証があって、中国人もそう思っています。
アフターサービスがいい
万一製品に問題があった場合のアフターサービスがいい!という評価があります。実際僕も返品したことがありますが、処理はとてもスムーズでした。お金も申請して送付した直後に返金されたのでなんのストレスもなかったですね。
タオバオだと購入先の店舗の社長と個人で連絡を取って個人で相談しないといけないのでかなり面倒なんですが、ジンドンはこの点サービスがいいです。
配送がはやい!
ジンドンは自社の発送業者があるので発送がとにかく早いです。Amazonプライムより早いかも。午後注文すれば翌日の午前につきます。(北京)これも中国人の間では周知の事実。道を歩いていもジンドンマークの入った運送業者の車をよく目にします。
まとめ|中国人のジンドンの評価 良い!でもちょっと高い
評価良い!タイバオより良い!
これはみんな口をそろえて言う結論です。ただ値段がタオバオより少し高いという点も。ただ正規品かな?と疑う必要がないこと、アフターサービスがいいこと、配送が速いことでジンドンを選ぶ人が多いです。特に富裕層に入るとジンドンを選ぶ率が高くなっています。
ジンドンへの出店はあり?
大いにあり!日本への爆買いが収まってきたとはいっても日本製品への信頼はかなり高いです。赤ちゃん用品、化粧品など体にじかに接する製品の人気が高いのは安全面での信頼が高いことが理由です。
大手メーカー品ではなくても、質の高い日本製品であればブランディングがなくても売っていけるでしょう。バブルが到来している中国の富裕層の購買意欲と購買力は想像の上をいっています。そして中国の大陸思想もあってメンツのために高いものを買う!という考えも。高ければ高いほど売れる!という雰囲気で、かなり自信のある価格設定でモノが売られているのでかなりおすすめですね。
ジンドン出店に関係したこんなニュースも↓
ヤマトホールディングス傘下で国際物流を手がけるヤマトグローバルロジスティクスジャパン(YGL)は4月6日、中国ネット通販2位の京東集団(ジンドン)と提携し、越境ECモール「京東全球購(JD.COM International Limited)」へ日本企業が出店・出品する際のサポート、注文から配達まで最短4日のスピード輸送サービスの提供を5月上旬から開始すると発表した。
参照ページ https://netshop.impress.co.jp/node/2841
これから中国での出店を後押しするサービスも増えてきそうですね!