中国滞在で絶対にやってはいけないこと。それがオーバーステイ。取得したビザによって滞在できる期間が決まっていて一日でも過ぎるとオーバーステイで罰金か拘留という結果になってしまいます。実はわたしも気づかないうちに中国で一度オーバーステイになったことが。結果どうなった?
やっちまった!中国で気づかずに一日オーバーステイ
外国へ滞在すると必ず決まっている滞在可能日数。中国の場合はビザを取得しなくても15日間滞在できます。もしビザを取得すればそれぞれ30日、90日といった形で期限が決まっています。もしそれを超えるとオーバーステイ。1日500元、最高5000元もしくは禁固となります。
これをみて、「おいおい海外で済むんなら常識でしょ、だれがオーバーステイなんてすんの?バカじゃん?」とお思いでしょう。わたしもそう思ってました。自分が一日オーバーステイするまでは。。。言い訳をきいてください。というか注意した方がいい点がこちら。
注意点:外人登録票記載の日付は信用するな!
中国で長期滞在の場合は到着後24時間以内に最寄りの派出所で外国人登録をする必要があります。派出所へ行くとしてくれるんですが、その登録票に滞在可能期限の日付がかかれています。ただこれは派出所の窓口の人が自分で計算して書いた日付。決して法的拘束力や効力はありません!なのでもし派出所の人が計算を間違えると。。。すべてそれを信じた人の自己責任に。
わたしの場合はこのケース。滞在可能日数が180日だったんですが、派出所で書かれた滞在可能期限の日付が1日間違ってたんです!まぁ30日の月と31日の月があるから間違えやすいといえば間違えやすいよね。中国に行きたてのわたしは派出所が出してくれた登録票を心から信用してその日付ぎりぎりに北京空港から出国することに。
悲劇の結果:オーバーステイ1日
北京空港の出国手続きのところでパスポートを見せると係員の人が計算を何度もしてえらく時間がかかっています。なんだろ、とのんきに立ってたら「一日過ぎてるよ」といわれます。
「え?でもこの外人登録書にはこの日付が期限ってなってるよ?」というと、「いやいや、それは法的効力ないから」と半笑いで返答されます。「えー!でも自分これ信じて決めちゃったよ!」というも、「あの窓口へ行って」といわれます。
冷や汗たらたら流しながら窓口の前で待っていると、担当の男性が来てまた同じ説明を繰り返します。その人はもう一人の責任者らしき人とごにょごにょと会話。そのあと
「これから気をつけろよ!」
といって通してくれました。特に書類にサインとかパスポートに記入とかしてないので何もお咎めなし。記録も残ってないかも。
よかったー。と胸をなでおろして日本へ帰国しました。それ以降日本の入国などでも何も言われませんでした。なので、外国人登録の日付を信用してはだめ!ということを学びました。自分はお咎めなしでしたが、他の人に聞くときっちり1日500元の罰金を支払っている人も大勢います。
同僚のケース:そもそも期限を知らずに1週間オーバーステイ
これは同僚のケースですが、彼はシングルで90日のビザを取得していたんですが、何も知らずに中国滞在後1週間で一度日本へ帰国、そのあとまた中国へ戻ってきました。シングルなので一度出国するとビザの効力はなくなるんですがそれを知らずに1か月滞在。
てっきりもう一度ビザを取得してきていると思っていたわたしと昼休みに何気なく話しているときに発覚します。いやいやこれやばいよ、ということになって会社のビザ担当の人へ連絡します。しかも彼は外国人登録もしていません。
悲劇:出国管理局へ行くとパスポートを没収されて5日ほど待たされることに
会社の担当者は先に外人登録をした方がいいと考えて中国の出国管理局へ事情を話しに行くとそのままパスポートを没収されて待つように言われます。その後5日たってやっとパスポートが帰ってきます。今回は一度目で悪質ではないということで罰金ということに。しっかり待たされている日付の分も罰金として支払って帰国しました。
まさに悲劇。だったら直接飛行場へ行ってそこで処理してもらった方が絶対早くて安く済んだんじゃ?かわいそすぎます。
とにかくオーバーステイをしないようにビザの条件チェックを!数日で初回ならお咎めなしで通してくれるケースもありますが、日付が長くなると一日500元の罰金は避けられなさそうです。というか完全に犯罪になってしまうのでくれぐれもご注意を!